マトゥ 兄やん
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2008年の素敵なアルバムを選出してみた
2008-12-30 Tue 01:10
大掃除がヘタクソです。何を捨てていいやら分からん。兄やんです。
今年も調子こいてやっちゃいましたよ、2008年の素敵アルバム選出大会。

今年はガンズやメタリカ、オアシス、ヴァーヴを筆頭に、老舗バンドが新譜リリースの年でしたね。そんな僕は例年通りフジロックとサマーソニックに足を運び、心惹かれるアーティスト発掘に奔走、したわけではありませんでした。CD買わなくなったし、新しいのには耳を傾けなくなった。それでも何枚かは筆を取りたいものもあるわけで、選別したら10枚に達するやもと思い、今年も敢行して全て主観で書きおろしました。ではどうぞ。


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1. MGMT『Oracular Spectacular』
2人ユニットに見えて実はバンド構成のMGMT。ポップかつサイケデリックなデビューアルバム、ダントツで今年の金字塔になりました。これ一番よく聴いた。あらゆる音を吸収し、うまく咀嚼しつつもキャッチーな楽曲が多くて聴きやすい。『Kids』名曲です。来年も推し続けます。これでデビューアルバムだから、実に恐ろしい若者たちですよ。

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2. NEON NEON 『Stainless Style』
ファーリーズのクリフが組んだユニット。『I Told Her On Alderaan』など、時代錯誤を感じさせる80sポップスだが、端々にサイケなフレーバーを入れてくるところがクリフらしい。ノスタルジックの中に新鮮さが上手いこと階層化されていて、何やら矛盾じみたような感覚が心地いいです。

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3. METALLICA 『Death Magnetic』
名盤『Master of Puppets』よろしく、1曲目から2曲目の流れがメタル左派をがっつり盛り上げてくれます。7分を越える楽曲や、80年代を彷彿とさせるスラッシュ系の楽曲も含まれていて、何やらメタル軍団原点回帰の意図が見え隠れもする。ただ、音がガレージバンドっぽくて粗いのが残念。

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4. The Mars Volta 『The Bedlam In Goliath』
この連中は精力的にリリースし続けるよな。気づいたら新譜が陳列されてたので買った。一発目の『Aberinkula』から暴走するキチガイなプログレっぷりはさすがセドリック&オマー。それでも今作は若干分かりやすくなったかな。比較の意味も込めて、久しぶりに1stも聴きたくなった。いやー良盤。

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5. Sonny J 『Disastro』
謎のトラックメーカー、サニー・Jのデビューアルバム。おぉアヴァランチーズが活動再開したかと聴き間違えてしまった。つまり、このベタなローファイ&パーティーっぷりが相変わらず僕にはツボ。強烈なダンスチューン『Can't Stop Moving』で存分に心動かされるってことは、僕もまだまだ若いってことかね。岩盤行くかな。

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6. Autechre 『Quaristice』
今回は少しだけメロディアスになっている気もするが、またしても「おわ、ただの音響ではないのか」と疑ってしまうほどの解釈不可能なアルバム。何度聴いても飽きない、というか聴く度に考えさせれるオウテカ、よう分からんところが本当にたまらん!

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7. Portishead 『Third』
もう10年振りだとかのポーティス新譜を10傑に入れた。前作と同じく音がバキバキに割れていて痛かったりもするが、聴き込んでいくごとにやはり従来の「ブリストル・サウンド」、脱力で鬱たっぷりのポーティスらしさは健在だな、という印象。ここしばらくは聴き続けるだろうね、このアルバム。

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8. Special Others 『Quest』
名前だけは知っていた、横浜出身ってことだけは知っていたスペアザだったが、初めてこの2ndから聴いてみて、実に良い連中と思った。フュージョンというより、グッと和風な何か、それは日本人にしかできないようなジャムっぷり、ちょっとウロコ落ちました。2曲目『Laurentech』の後半にかけて、すっげえ好き。

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9. Nine Inch Nails『The Slip』
公式サイトから無料でダウンロードできます。しかしながら、流石は鬼才トレント・レズナー、無料だからといって容赦しない完成度の高さ(本人はリスナーのDLの余りの多さに落胆しているそうな)。個人的に最高傑作の『The Downward Spiral』は越えられていないも、『Pretty Hate Machine』でNINを聴き始めた人なら気に入るはず。

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10. CSS 『Donkey』
ブラジルのディスコパンク、2年振りの2nd。砕けた歌詞と単調なビートは前作の流れをそのまま継承したかな。それでも、このバンドは本当に演奏が上手くなったし、音の使い方も前作より良くなった。Lovefoxxxの歌唱力も跳躍的に伸びたしなぁ。フロントマンとして恥じぬ程に成長したとしみじみ思う。ハナエちゃん、良き家庭を。

一方で、個人的に「残念だった2008年のアルバム」を敢えてピックアップするという、激しく身を削った企画を今年から試験的に始めてみよう。以下には辛辣に綴られているものもあるが、あくまでも個人としての見解ですので、どうかどうかご理解をば。残念なアルバムを挙げればキリがないのであるが、とりあえず今年は3枚ほどで。

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1. Primal Scream 『Beautiful Future』
前作『Riot City Blues』に引き続き期待を裏切られました。アルバム毎に音楽性を転換するはずのプライマル、まさかあの前作と同じ路線とは。この時点で、もはや僕には凡なロックバンドと化したイメージ。また『Vanishing Point』や『Xtrmntr』みたいな殺人的なアルバムを作ってくれ。

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2. Squarepusher 『Just A Souvenir』
久しぶりにスクエアプッシャーを聴いてみたが、かつての硬いドラムン・ビートは形を潜め、なにやらお祭りロックチューンで固めたアルバム。ギターロックに食指を伸ばしていたとはねぇ。世間の評価はよく分からないが、かつての名盤『Burningn'n Tree』に骨抜きにされた僕としてはやや退屈なアルバム。

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3.The Ting Tings『We Started Nothing』
かつてのメンズウェア熱に匹敵する程の速さで飽きた珍しいアルバム。ファンには申し訳ないが、僕はこのシンセサイザーの使い方がイラッとくる。言うなれば、あれだ、CSSの1stに近いくらいのクオリティーの低さだ。しかも下手にCMで楽曲が使われちゃったもんだから、ここ日本では「時の人」候補に。2ndで相当頑張らないと連中は沈んでしまう気がするよ。

というわけです。今年はあまりアルバムを買わなかった年だったので選別も楽かなと思いきや、いやぁ時間も労力もかかるかかる。それでも、2006年から始めたこの「年間アルバム10傑」特集でありますが、年を追うごとに少しずつ変わってきている自分の音楽嗜好の比較考察がおもろいです。2009年度もがっつり聴き込んでいきましょうぞ。
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